治療方法は人それぞれ～過敏性腸症候群Ⅱ～

○食事療法

・特定の食べ物(乳製品・豆乳・キャベツ・人工甘味料など)が問題を起こしていると考えられる場合は、可能であればそれを避けるべきです。

・1日3回の食事で、量の多い食事をするのではなく、1回の量を少なくして食事の回数を多くすると、状態が良くなることがあります。通常よりもゆっくりと食事をするようにします。

○便秘になりがちな人で、正常な消化管の機能を保つのに定期的な運動が役立ちます。

○薬物治療

・ビフィズス菌や乳酸菌などの生体にとって有用な菌の製剤で腸内環境を整えます。

・下痢ではロペラミドなどや漢方薬が効果的です。効果が不十分で、男性の場合にラモセトロンが使用されます。

・腹痛と下痢および腹部膨満感の症状の軽減には、抗うつ薬が使用されます。

・食物アレルギーによる症状には抗アレルギー薬が使用されます。