高尿酸血症が起こるしくみ
- masumitsuph
- 2020年6月30日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年9月19日

※「高尿酸血症の治療」と「痛風の予防」は同義語です。
高尿酸血症はどのような原因で起こるのでしょうか??
ヒトが生きていくうえで必要なエネルギーなどの原料になるのがプリン体という物質です。
尿酸は、プリン体がエネルギーとして使われて不要となった老廃物の1つです。
尿酸は通常、血液中と尿中に溶けていきます。
そして通常は、体内の尿酸の量は産生も排出も同量で、常に一定に保たれます。
ところが、さまざまな生活習慣で体内に蓄積される尿酸の量が増える場合があります。
すなわち、尿酸が過剰に作られたり、腎臓から尿酸の排泄量が少なくなると体内での尿酸の量が多くなり、高尿酸血症になるというしくみです。
尿酸の増える原因で3タイプにわかれる高尿酸血症
○尿酸産生過剰型
体内で尿酸が多く作られるため血清尿酸値が高くなる
○尿酸排泄低下型
体内で尿酸を作る量は正常にもかかわらず、尿で排泄される量が少ないため血清尿酸値が高くなる
○混合型
体内で尿酸が多く作られ、しかも尿が排泄される量が少ないため、血清尿酸値がかなり高くなる
痛風になるまで
尿酸の産生と排出バランスがくずれて、血清尿酸値が高いまま放置しておくと、痛風発作が発症します。
体内で過剰となった尿酸が結晶化して関節にたまり、痛風発作の激痛が現れます。
発作はとても辛いものですが、1~2週間程度で治まってしまう人も多く、そのまま放っておく人もいるようです。
※重大な合併症を引き起こす前にかかりつけの病院へ受診しましょう!!






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